秋の勉強会のご報告

秋の勉強会のご報告

11月25日(土)に開催された勉強会の様子をレポートします。

 

今回は、土曜日の午後から夕方にかけて、

主に高齢者向けの「リフレクソロジーと在宅での施術」で実践的なお話と、

解剖生理の復習を交えた「老化による身体の変化」 を学習、

そしていつものように最後は手技復習会と、

半日、みっちり勉強しました。

特に、地方の方はお時間的に参加しやすかったでしょうか、

 

遠くからのご参加も含めて計13名の方が参加されました。

 

勉強会のテーマは『老化』。

 

15年間に渡り、主に在宅で介護されている高齢者の方や重症の患者さんを中心に、アロマセラピーとリフレクソロジーを組み合わせた施術をしていらっしゃる所澤いづみ先生からは、
「現場では何に気を付けて施術を行っているか」
「ご本人だけでなくご家族とも上手に関わっていくためにはどうすればいいのか」など、経験に基づく実践的なお話を伺いました

 

専門職業人(プロ)とは、どういうものなのか。

在宅で施術をするために必要なことは?

 

スクールで学んだ方法がベストではあるが、
現実には、そのまま行うことができない状況が多々ある、とのこと。

だから実際にやってみて、更に学び、訓練を重ねる必要がある。


ということで、
患者さんやそのご家族に不快感を与えないような工夫や、施術者が身体を痛めないコツなどを、先生がご自身のお身体を使って示してくださいました。

参加者の方から「実態を反映した講義でとてもよかった」「セラピストとしての心がまえや生き方も学べた」といった感想が上がり、もっと詳しい実技の講習を行って欲しいという声もありましたので、引き続き勉強の機会を作りたいと思っています。

ご興味をお持ちの方はぜひご参加ください。

 

続いて、駿河絵理子先生による「老化による身体の変化」の講義では、
ベイリースクールの約1年間のコースで学んだ解剖生理学の学習内容を
ギュッとまとめてお話しいただきました。

忘れていたこともある中で、よい復習の機会となりました。

具体的に、老化によって身体にはどのような変化が起こるのか。

資料は、当協会の機関誌『リフレクソロジータイムス』に掲載予定です。
会員の皆様は次号を楽しみになさっていてください。

 

この9月に、協会のボランティアプロジェクトとして12名の会員が参加した「リレーフォーライフ(RFLJ)さいたま」では、思いがけず、ハンドリフレクソロジーのリクエストを多くいただきました。

 

プロジェクトリーダーの布留川氏よりアンケートの集計結果が報告され、当協会会長でベイリースクール講師の牧野和子先生より、簡単な、ハンドリフレクソロジーのレクチャーも行われました。

 

RFLJ参加者から、「改めてハンドリフレクソロジーの復習の機会を作って欲しい」という声が上がっていますので、こちらも今後、企画したいと思っています。

リフレクソロジーというと『足』を思い浮かべる方が多いかとは思いますが、状況によっては『手』で行った方がよい場合もあります。

今回のようなイベント会場では、靴や靴下を脱ぐのが恥ずかしいという方もいらっしゃり、しかしながら、頭部の反射区に働きかけるリフレクソロジーは深いリラックスを得ることができます。

この12月には、英国ベイリースクールで、ハンドリフレクソロジーに特化したクラスが開講されます。ハンドリフレクソロジーは今後、世界的にも、多くの方から求められるかもしれませんね。

次の勉強の機会を楽しみにしてください。

 

あまりの気持ちよさに、写真を撮るのを忘れてしまいました。申し訳ございません。

手技復習会ではリフレクソロジーを受けながら、日頃施術を行う上で困っていることや、うまくできないことを牧野先生に質問する声が聞こえてきました。

畳貼りの研修室で、横になりながらのやり取りに「修学旅行みたい!」。
今回が初めての参加の、非会員でスクール生の方は「皆さん仲がいいですね。」と言ってくださいましたが、それぞれ、職業も、経験も、スクールでリフレクソロジーを学んだ時期も様々です。こうしてリフレクソロジーで繋がり、情報を交換し合うことで楽しく交流しています。

スクール卒業生・在校生の皆さんは、ぜひとも、このような機会を活用してくださいね。

皆様のご参加をお待ちしています。

記:東岩